毎年7月14日、15日は、羽黒山では「花まつり」という行事が行われます。
「夏の峰(4月8日から7月14日までの96日間山伏修行)」の盛期として行われる「花まつり」は、現在は出羽三山全体の年一度の例大祭に位置づけ、農耕の豊穣を祈る祭りとなっています。万灯と呼ばれる造花は「稲の花」とされ、これらを持ち帰り家の門戸に飾り五穀豊穣・家内安全・悪霊退散の守り神とするのも、出羽三山の三神は農耕の神であることに由来しています。
15日の「例大祭」は山頂で行われ、神木や万灯の造花を手に入れようと、参詣者達の奪い合いもあって神輿渡御(みこしとぎょ)は一層の賑わいを見せます。
14日には手向地区全体に綱が渡り、白い紙飾りが吊り下げられ、神様の町に変わります。午後には地元の手向地区の子供たちが神輿(みこし)をかついてねり歩く行事があります。
10の地区があるので全部で10基の神輿があるのですが、それぞれ形がちがったり花飾りが工夫されています。この日は小中学校が午前で上がりになるので、午後は子供たちは急いで着替えて石段の入り口に集合します。
残念なことに昨年に続き今年もコロナ禍のため神輿も中止でしたが、おみこしに神様を下す神事だけ昨日地区の公民館でおおなわれました。
羽黒山のふもとでは昔から大事にして受け継いでいる行事があるます。このコロナ禍が明けたら、また元気に「ワッショイワッショイ!」神輿をかつげる日が楽しみですね~(*´ω`*)
<いでは文化記念館>